ゆっくり終活する日々

老後お一人様の過不足なく小さく暮らす生き方を探る話などを、思いつくままに書き綴ります。

60代半ばでやってきたお一人様暮らし。
幸い、先に引きずる病気はないけれど、腰痛や、加齢によるケガ・事故の心配をしなきゃならないお年頃。
節税対策の法人で貸付不動産を運用しつつ、お一人様で終活しながらシンプルに暮らす日々の喜怒哀楽日記です。

遺言状じゃ間に合わない

先日弟が訪ねて来た際、あれこれ話した中の、運用中の資産を引き継ぐ話。
資産はほとんど全部が不動産で、運用は法人でしているから、相続そのものはさほど心配がない。


ただ、ネットバンクのパスワードや資金運用の内容、口頭で伝えてあるとはいえ、親族からすれば他人になる個人的な縁者への遺言贈与のことなど、書き残しておかなければ後の禍になりかねない物事も多々ある。


弟と話す中で、
「3歳違いの準高齢者なんだから、あんたの遺言を俺宛にしてもらっても、俺が先かもしれないじゃないか」
と。
もっともだ。
この年になれば、オトコのほうが先の可能性が高くなる。


書いて封印してから5年くらい経つし、内容を改めなおして、宛先を弟とその子供たちに変えておくべきだろうとおもった。


その矢先。


今日、90歳を超える賃借人の借地権更新に関する資料と一緒に、これから売却予定の土地の件で、知人(売買仲介のプロ)が資料をもってきてくれた。
で、話のついでに遺言のことを話したら、
「遺言じゃ遅すぎるだろ、とにかく今後は、何であっても入院したらすぐに渡して、様子を見ながら生きてるうちに開封してもらわなきゃ、特に遺言贈与なんかあるんなら、全然間に合わないぞ」
と。


考えるまでもなく、全くその通り。


いまの終末医療は、死期についてかなり精度が高いから、知人の言う通り、書き残して実現してほしいことがあるなら、自分の息があるうちに開封してもらわなきゃ意味がないと思えた。



終活するなかで、ひとつづつ、これで良しとしてきたものでも、時間経過の中で変わっていくものもあるんだと知った。



物捨てしながら、遺言状も開いて、内容を取り捨て選択、整理しなきゃ。




サラリーマンしてた40~50代には、こんな老後になるとは想像してなかった。
生きてるといろんなことがあるもんだわ。




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