ゆっくり終活する日々

老後お一人様の過不足なく小さく暮らす生き方を探る話などを、思いつくままに書き綴ります。

60代半ばでやってきたお一人様暮らし。
幸い、先に引きずる病気はないけれど、腰痛や、加齢によるケガ・事故の心配をしなきゃならないお年頃。
節税対策の法人で貸付不動産を運用しつつ、お一人様で終活しながらシンプルに暮らす日々の喜怒哀楽日記です。

借金したことがない、借金がコワイ

借金したことがない。
ので、お金の借り方を知らない。


小さいとはいえ事業をするにあたって、そのノウハウがないのは大きなハンデだろうと思う。



この春、事情が変わって使い切れない260坪ほどの宅地を1枚、売りに出した。
公売の土地だったから元値が破格なので、売値もかなり破格。
ただ、このご時世だからそうそう簡単に売れるとは思わない、けど、売れればそれなりの現金になってしまう。


現金は、オールマイティーなジョーカーとして使えるけど、持っているだけではただの数字でしかない上に、いつの時代でも、数字になった現金は蒸発して目減りしていく。


資金繰りに使いまわせるような額ならいざ知らず、田舎の都市とはいえ土地一枚分の現金だから、そのまま口座に寝かしておけるものでもない。
まして、預かり賃をとるぞと言わんばかりの金利なわけだし。



「たら」とか「れば」は「獲らぬ狸の・・・」ではあるけど、売りに出してしまったんだから、売れて現金になってしまった時の算段をしておかなければならない。



今日、いま住まいしている敷地の一部に、隣地との境界石からテープを当てて見たところ、変形な土地だけど端数を端折って、東15m、南6m、西12m、北9m、ざっくり100㎡の大きさで空いてる。
2方向だけが他人との隣接地で、建てようと思えば目いっぱいに建てられる。


空いてるというか、環境維持のためと景観の為に残してあった土地。
いずれ減価償却費が小さくなり始めたころには、何か建てて償却資産を増やさなきゃなきゃならないと思っていた分。


売りに出した土地が現金化してしまったら、他の場所に新たな物件を見つけるよりも、目の届くこの場所に、現在の状態にプラスになるようなものを建てようと思った。


ただ住まう場所を賃貸しすればいいというのではなく、同じ敷地内ではなくても住人さんと気持ちの通う関わりをもって、長く住んでもらいたい、そういうコンセプトで大家業をしているので、目の届かない場所にある物件を管理業者に委託するつもりにはなれないというのも大きな理由の一つ。


自分が管理させてもらってる物件にも同じように、オーナーや住人さんとの人間関係を、お互い笑顔でやり取りできるように心がけている。



この、空いてる変形な土地をメモに書いて、壁に張った。
現実に目の前にある土地だけど、平面で見ていれば、どんな建物を乗せたいのかイメージがしやすい気がして。


これまでの建築の資料なども出して眺めているときに、次の建築は借金しなきゃできないかもしれない、と思った。
その時初めて、そういえば、事業資金の借り方、知らないんだった・・・と気が付いた。


借金・・・。


したことのないことには、まず不安が先にわいてくる。


銀行からの借金は、銀行が付けたナントカという商品名の金融商品を買う、というのがその内容ではあるけど、さすが元祖金貸しだけあって、例えば100万金融商品を買うのに200万分の補償金(担保)をとろうとする。


借金をしたことはないけど、銀行の扱う商品内容をつらつらと眺めていたら、そういうことになってた。


商品を買ってあげるのに、売る側はどうも、売ってやってるという上から目線風。


実際に一度でも事業資金を借りて使っていれば、実態も少しはわかるのだろうけど、なにせ、いまになってやっと借金しなければならないかもしれない事情が出てきて、知らないばかりに、おそらく無駄にビビってるという状況。



取引のある業者にその話をしたら、どこか手ごろな銀行に目をつけて、ちょっとしたものを買うときに借金を申し込むのさ、除雪機なんかちょうどいいんじゃない?、それを返せば一つの実績になって、次は借りやすくなるし、ある程度の資金があって、次に建築の予定があるなら、客は離したくないからその間の情報ももらえるよ、という。


そうなのか・・・とは思うけど、借金というその言葉がちょっとコワイ(^^;






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